技術書典5、参加レポート。お金の話編

同人誌技術書典5

本記事は、帰省往路「上越線 水上〜長岡間」で書いた記事です。

はじめに

開催から3ヶ月くらい経ってしまいましたが、技術書典5に参加してきたので参加レポート的な物を書いてみようと思います。

1回目の今回はお金の話です。「初っぱなからお金の話かよ!」って思いますが、お金は大事なので赤裸々書いていこうと思います。(なお2回目以降があるかは謎)

「ゆにりあ」シリーズとは

技術書典5で出した新刊は「ゆにりあVol.2」です。

今回で三冊目のUnityをC#コード無しで映像出力ソフトとして使っていく系の本です。

中身の詳細はこの記事の本筋と離れてしまうので割愛します。

販売管理アプリ

いつもはドンブリ勘定で売り上げ管理をしていたのですが、今回は記事にしようと思っていたので真面目に販売管理してみました。

使用アプリはpixiv PAYを使用しました。

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販売管理アプリの自作や他の既存アプリも検討したのですが、以下の点でpixiv PAYを採用しました。

  • アカウントに商品情報が紐付いているので複数端末の準備が容易
  • 商品アイコンが大きいので押しやすい
  • 決済方法にpixiv PAYを採用する
  • CSVで販売データを書き出せる
  • iOS、Android版がある

特に、複数端末設定が容易なところと、CSVデータ書き出しが魅力でした。

CSVに書き出すと以下のようなデータが出力されます。(若干整形済みなのと、販売時刻は秒単位で記録されています。)

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印刷部数

「ゆにりあ毎回完売してるけど、部数どんくらい刷ってるの?」という話です。

過去の本も合わせて書き出すと、

巻数 紙部数 DLカード枚数
Vol.1 100 30 130
Vol.1.5 50 100 150
Vol.2 50 30 80

といった感じです。紙の本は初版分が捌けたら再版はやっていないので上記部数がこの世にある全てになります。

技術書典5に持ち込んだ部数は下記の通りです。

巻数 紙部数 DLカード枚数 販売価格
Vol.1 0 30 30 ¥900
Vol.1.5 20 100 120 ¥800
Vol.2 50 30 80 ¥1000

Vol.1のDLカードは現地で全冊購入割引きを行う為に印刷しました。紙版はC92で全て販売した(見本誌も売っちゃった)ので残ってません。今回のためにKinoさんが買ったVol.1を見本誌用としてレンタルしました。(つまり自分は1部も持っていない)

Vol.1.5の紙、DLカードは全てC94の在庫です。扱ってる内容が映像制作に限らず汎用的だったのでVol.1より売れるかなと思ったのですがあまり売れなかったのでDLカードが在庫盛りだくさんでした。

Vol.2はUnityでPencil+の本需要は少ないだろうと思って抑えめの部数です。

一冊あたりの利益

先ほどの表に販売価格が載っていますが、毎回値段がバラバラになっています。

この値付けの詳細について話していきます。

巻数 販売価格
Vol.1 ¥900
Vol.1.5 ¥800
Vol.2 ¥1000

Vol.1

Vol.1の値段ですが、C92で頒布したときは倍の1800円でした。その値付けの内訳は以下の通りです。(かなり丸めた概算です。)

内容 価格
印刷単価 ¥1100
その他経費 ¥300
利益 ¥400

フルカラー、A4印刷ということで印刷単価がとても高いです……。

その他経費はサークル参加費や文房具、什器系です。タクシーで搬入したのでタクシー代とかも入ってます。

利益が400円なので、100部で4万円ですね。初参加でちゃんと利益が出たのでとても良い成果だと思いました。利益は打ち上げしたりして消えました。

なお、本会計上では利益は私の懐に入った額ではなく、制作関係者皆に還元できた額を利益として表記しています。

Vol.2

Vol.1.5は似たような感じなので割愛してVol.2の内訳です。(かなり丸めた概算です。)

内容 価格
印刷単価 ¥400
その他経費 ¥200
利益 ¥400

印刷単価が白黒B5になったので劇的に安くなっています。特急料金マシマシでこれなので通常価格だと300円くらいになります。(印刷所の方、ギリギリ入稿で申し訳ございません……)

C92の時に買った什器系を使い回してるのでその他経費も抑えめになりました。

1冊あたりの利益はVol.1とおなじく400円です。こちらも打ち上げに美味しいお肉を食べたりして使い切りました。

売り上げ、経費

売り上げ

技術書典5での価格、売り上げ部数、売り上げ額です。

巻数 販売価格 売り上げ部数 売り上げ額
Vol.1 ¥900 13 ¥11,700
Vol.1.5 ¥800 15 ¥12,000
Vol.2 ¥1,000 45 ¥45,000
全巻セット ¥2,500 15 ¥35,000
合計 ¥103,700

こんな感じでした。

経費、御礼、打ち上げ

各巻毎に経費を出すのは難しいので、技術書典5の準備に掛かった経費全体で纏めています。

内容 価格 備考
参加費 ¥7,000 技術書典自体の参加費です
キンコーズ ¥1,839 価格表とかBOOTHへのリンクカード印刷代
輸送費 ¥2,000 宅配搬入の送料
Vol.2 紙印刷代 ¥18,792 50部
Vol.2 DLカード印刷代 ¥9,198 30枚
Vol.1 DLカード印刷代 ¥9,198 30枚
コンビニ ¥1,000 当日の買い物
御礼関連 ¥34,000 合算
打ち上げ ¥10,000 旨い肉 二人分
合計 ¥90,327

この様な感じでした。売り上げから経費、御礼等を引くと1万円程度残った計算になります。

人数動向

技術書典5における当サークルの時間帯別人数動向です。

時間帯 人数
11時代 42
12時代 29
13時代 9
14時代 13
15時代 5
16時代 2
17時代 0

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予想通り、開場と同時が一番多いです。12時くらいまで入場規制していた混雑具合だったので順当な結果だと思います。

13時が落ち込んでいるのはお昼ご飯時ですかね?不明です。データ量が少ないので偶々の可能性も高いです。

15時以降は一気に人が減ります。この辺りから帰り始めるサークルが増えてきます。ゆにりあもほぼ15時には売り尽くしていたのですが、BOOTHで購入する際の立ち読み所として最後まで開けました。

決済方法動向

今回の決済方法は3種類用意しました。現金、pixiv PAY、技術書典公式後払いの三種類です。

決済回数は以下の通りになりました。

決済方法 決済回数
現金 92
技術書典後払い 9
pixiv Pay 0
累計 101

現金

圧倒的な現金比率です。やはりまだまだ現金信仰が強いです。1000円とか500円だと現金の方が取引も早いし仕方ないですね……

ちなみに即売会用の現金入れとして便利そうな物があったので貼っておきます。

技術書典後払い

どこの世界に決済システムを作ってしまう同人誌イベントがあるのかといつも思ってますが、技術書典にはあるのです。そして後払いのため無限の書籍を購入することが可能です。

大体のサークルさんで対応されていたのでとても便利でした。

一部出口近くがSoftBank圏外だったので払えないところもありましたが電波があれば最強です。

一般的な決済系と比べてもかなり便利なのに利用者が1割程度だったので皆さんもっと使っていきましょう!

pixiv Pay

そしてpixiv Payが0回でした。リリース翌日の去年の夏コミ時は2人いらっしゃったので当サークル目線では後退してしまっています。

これも結構便利なサービスだと思うんですけれども……

事前にサークル側がデータ載せておけばアプリ上でサークルチェックもできますし。

まとめ

以上、技術書典5参加レポート、お金編でした。今後サークル参加してみたい!っていう方々の参考になれば嬉しいです。

ご質問等ありましたらTwitterで聞いて頂ければ答えられる範囲でお答えします。

追伸

最強寒波の時に18きっぷ旅は覚悟した方が良い。